みちくさ
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2006.11.10
スカイ・クロラ
スカイ・クロラ
森 博嗣

このシリーズ、装丁がめちゃくちゃ素敵でずっと気になっていてやっと読めた。
森博嗣=ミステリーというイメージだったけど、そういう話ではなく、物語というよりは詩のような感覚。
時代設定が謎だったり専門用語が多くて、最初一体何の話かよくわからなくてなかなかつかめなかったけど、空気感はまさに装丁のようで美しい。奥に隠れているテーマは(隠れているのでもテーマでもないかもしれないけど・・・)「生と死」のようなもので、そういうお話って重くなっちゃうのに、さらっと淡々としている。逆にそれがかなしいというか切ないというか。するするとひきこまれていく文章のシャープさとキャラクターも魅力的で、さすがという感じ。
これは借り物だけど、シリーズ買って並べておいておきたいなあ。
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2006.10.25
幸福な遊戯
幸福な遊戯
角田 光代

角田さんのデビュー作だそう。「対岸の彼女」を読んだとき、割とすきな文章だなーと思ったのを思い出して読んでみた。装丁の写真がきれい。

3つの短編からなってるんだけど、どれもいまひとつしっくりこなかったのが残念。
「銭湯」は割とすきだったけど、「無愁天使」は消化しきれないままに終わってしまった。主人公になじめなかったからかなあ。表題作も雰囲気はすきだし、私もこの主人公のようにどちらかというと変化を受け入れられないほうだとおもうのだけど、「共感」まではできず。

でもやっぱり、なんとなく角田さんの文章は気になる。ので、もっと色々読んでみよう。
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2006.10.06
クライマーズ・ハイ
クライマーズ・ハイ
横山 秀夫

横山祭り開催中のトモコさんの影響です、横山秀夫。半落ちも面白かったけどこれは、すごい!
あの、想像もつかない事故の悲惨さからあふれだす緊迫感やら、新聞社の時間との戦い、部署同士・上司VS部下の激しい対立、家族との関係、などなどなど、ものすごい緊張感。主人公の悠木が何度も試される「どうするーおれー!」状態がおとずれるんだけど、ギリギリのところで悠木がくだす決断やそのどうにもならない感情もすごいリアル。
報道マンの世界の厳しさも目の当たりにしたお話でした。
・・・お話、というか実際にあった事故の話だからどんな感想をもったらいいのかわからなくもあるのだけど。あえてつくりあげた事故ではないものを題材にした横山さんも勇気あるのかも。

ちょうど読んでる途中にNHKでドラマも再放送してたのでばっちり録画。佐藤浩市が悠木役ってのはもう、イメージどおりだな。見るのがたのしみ。
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2006.09.27
ベイビーシャワー
ベイビーシャワー
山田 あかね

この間図書館でかりた5冊のうち、これは背表紙で選んだ。そしたら装丁は鈴木成一デザイン室でした。なるほど。それにしてもこれ、すごい面白かった。島本理生の静かな物語を読んだ直後だったからか、余計にテンポが良くて面白かったなあ。

40歳目前の女性二人が結婚やら妊娠やらをあれこれ考えたり、事件が起きたりする話(なんだこの説明・・・)。私は割と一般的に結婚→出産にあこがれるけど、結婚はなしで出産だけっていう考え方にも納得してしまった。たしかに、同棲してたら結婚したのと何が違うのか私にはいまいちわからない。まあ、お互いの家族が関わってくるし、もろもろが違うとは思うけど。
最終的には割と一般的ではない家族のかたちがうまれるんだけど、それでもみんな幸せでお互いを信頼して尊重する関係ができるってのはスバラシイと思った。この世界がみんなそうであれば、差別も偏見もない、平和がおとずれるのにね。

実際ストーリーとはあまり関係ないのだけど、冒頭の、今日子(テレビカメラマン)が「白をとる」っていう行為のところがとても興味深かった。そしてそれにかける情熱(自分が世界の基準を決めているとかなんとか)に、おおっと思った。仕事にこれだけの誇りを感じることが出来るようになりたいし、これは自分だけにしかできないこと、と胸をはることができれば、もっともっと仕事も面白いし自信がもてるんだろうと思う。すごい、かっこいいよ、仕事に誇りをもてる大人。

(これトモコさんも読んでるかなと思ったらやはり読んでた!子どもうまない宣言してるトモコさんに革命起こさせたこの本ったらすごい)

山田あかねさんのサイト発見したのでリンク。「時効警察」にも関わっていらっしゃるとは!ますます気になる。

■How to Save My Own Life 山田あかね公式ホームページhttp://www2.odn.ne.jp/akane-y/
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2006.09.25
生まれる森
生まれる森
島本 理生

話の内容にしては、静かな物語だった。かきようによってはドロドロしてしまうようなお話なのに、穏やかだった。淡々としているといえばそうかもしれないけど。装丁のせいもあるのかな。島本理生ははじめて読んだけど、本屋で並ぶ彼女の本の装丁はどれも好きなかんじ。
好きとも嫌いとも言えないような文体だったなあ。もう少し他の作品にも挑戦してみたい。
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